ファイナル・レポート

EuroShop 2023: 141か国から81000人が集結し、リテール業界の先端的地位を改めて示す

~サステナビリティ、オンライン・オフラインをつなぐ購買、省エネがテーマ~

 

世界No.1リテール見本市EuroShop 2023は、2023年2月26日から3月2日まで5日間にてデュッセルドルフで開催され、成功裏に幕を閉じました。グローバルな人的交流が集中して行われ、1,830社が出展する会場は熱気につつまれました。

 

メッセ・デュッセルドルフ取締役Erhard Wienkampは、「EuroShopが、小売業のいまの課題解決にむけた方向性を示すという使命を果たしたことを嬉しく思います」と述べ、さらに「何より、出展者に大きな賛辞を贈りたい。出展者の革新的なパワーは、業界全体をより緊密に結びつけることを改めて証明しました。来場者サイドも国際性、そして意思決定権率がさらに高まっています」と付け加えました。

 

55カ国から参加した出展者からは、「非常に良いコンタクトやリードが取れ、来場者の強い投資意欲を感じた」という声が多く聞かれました。小売業の来場比率は9%増加し、50%以上となりました。

 

また出展者は、EuroShopの来場者の68%が海外からの来場者であったことを高く評価しています。特に東南アジア、アフリカ、北米からの来場者が増加したことは、大きな成果でした。EuroShop 2023の来場国数は、ブラジル、オーストラリア、ニュージーランドなど141カ国にのぼりました。

 

EuroShopアドバイザリーボード会長、EHI Retail Institute社CEOであるMichael Gerling氏は、「EuroShopは、リテール業界を牽引する特別な存在であることを改めて証明した」と述べています。「EuroShopは再びインスピレーションの源となり、主要な国際見本市としての存在を印象づけました。厳しい3年間を経て、業界はデジタル化、エネルギーマネジメント、持続可能性といった投資案件に直面しています。」

 

EuroShop 2023は、今現在の顧客の要求に応えるためのすべてを網羅しています。オフラインの小売現場では、買う側は「体験」を重視し、情緒的なアプローチを好む傾向があります。その一方で、オンラインショッピングで享受している利便性、スピード、高度なパーソナライゼーションも手放したくない。今回のEuroShopは、このような変化を明確に反映するものでした。スマートショッピング、コネクテッドリテール、シームレスショッピング、カスタマーセントリシティといったキーワードが各ブースに溢れていました。

 

サステナビリティは、今回のEuroShop全領域を貫く共通テーマでした。出展各社はこぞって、サステイナブルな店舗内装について、気候保護に寄与するだけでなく、それぞれストーリーをもった幅広い素材をアピールしていました。革新的な生分解性素材を内装材に利用し、海洋廃棄物を原料としたマネキンを展示といった試みが見られました。喫緊の課題である省エネは、特に冷凍キャビネットや店舗照明分野の中核テーマでした。

 

EuroShopは、7つのステージで行われる実践的な講演やベストプラクティス事例、多数のスペシャルイベント、著名なアワードなど、サイドイベントのラインアップも充実しており、大変好評を博しました。

 

次回のEuroShopは2026年2月22日~26日、デュッセルドルフにて開催されます。詳細はwww.euroshop-tradefair.com.

 

広報問い合わせ先:

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March 2023